7月12日、石川工業高等専門学校による「2024年度 グローバルに活躍するOB/OG講演会」にゲストスピーカーのひとりとして参加しました。
グローバルな活動について、独立して最初に設計した「金沢の家」を紹介し、私の場合は実際に海外で活動しているわけではなく、手がけた建築がグローバルな評価を受け、世界的に認知されたこと、そこに至った経緯と要因について、自身の見解をふまえてお話ししました。また、建築家としての信念、人生において大切にしていることについても、シェアする機会をいただきました。
講演会に参加した学生のみなさんからは、私の話で心に残ったこととして、「海外で働くというものではなく、自分の建築が海外に評価されたという観点からの話が面白かった」、「社会人を経験してから大学にいって自分の事務所を立ち上げていること」、「特殊な進路を通ったこと」、「自身の夢を叶えるルートはひとつだけではないはずなので、視野をもって行動に移したい」などのコメントをいただきました。(石川高専実施アンケートより一部抜粋)
私は起業するまでの経路が異色で、「高専卒→就職(実務経験基礎+学費稼ぎ)→大学編入・大学院卒→就職(実務経験発展)→独立」が概略です。目的に照準をあわせ、幼い頃や高専時代に考えぬいた計画通りに、自分を信じて進んできました。今後の進路を決めていくにあたり、学生のみなさんにとって参考になる部分もあったようで、本当に嬉しく思います。